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ケアマネジャーの役割が健になる
ケアマネジメントという言葉は「新たな高齢者介護システムの構築をめざして」という厚生省の研究会報告会以降、公的介護保険制度が議論されるなかで頻繁に用いられるようになりました。
ケアマネジメントとはサービスの利用者とサービス提供者の間に立ち、利用者のニーズに合ったサービスが的確に提供できるよう、サービス提供機関との調整を行うシステムのことをさします。
利用者や家族の意思を汲み、包括的なニーズの把握、客観的かつ科学的なケアプランの作成が求められるなど、公的介護保険制度のケアプラン作成においてはケアマネジャーの役割が非常に重要です。
介護保険法では一定の要件を満たした「指定居宅介護支援事業者」がケアマネジメントを行うことが出来るとされ、民間の在宅サービス事業者がケアマネジメント機関の指定を受け、利用者への情報提供とサービス提供を行うことも可能です。
さまざまな機関や団体が、サービスニーズを持つ高齢者を発見し、ケアプランを作成し、自らのサービス供給とビジネスチャンスに結び付けるといった競争がすでに起こっています。
その中で、ケアマネジャーが行う仕事が要となってくるので、将来性のある介護職・資格といえるでしょう。
カテゴリー:福祉の仕事って何?
福祉分野に携わる人の心構えとは?
福祉の視点で利用者の援助活動をしていくときにいくつかの原則があるといわれます。
第1に受容する心を持つことです。
様々な悩みや背景があって生まれてきた福祉のニーズに対して私達はトータルにその人とそのニーズを受け入れることが大事だといわれます。
そこから客観的な援助活動が作られていきます。
また、自分を受け入れてくれているということを実感することで、利用者も心を開いて援助を受ける心の準備ができることになります。
また、この受容ということは援助者自身の心の動き自体をその援助者白身が受けとめるということも大切です。
今、福祉の分野ではノーマライゼーション(障害者などを楷別視しないで普通の人と同じように社会に受け入れていく考え方)自然で普通の生活づくりの支援が大事だといわれます。
自然でフランクな人間関係ができるためには援助者も援助を受ける側もフランクな心で人間関係をつくることが大事です。そのためにあるがままの自分を受け入れる気持ちが大切になります。
2番目には非審判的な態度といわれます。
それは生活上の悩みを持つ福祉サービスの利用者は、自分がやっていたことを批判されるのではないか、間違ったことをしているのではないかという心を常に持っています。
相談援助にあたり、援助にあたる側が利用者の行為、考え方に対してそれは「良い」「悪い」という判断を下す態度をとれば、援助を受ける側は素直な気持ちで援助を受けることが難しくなります。
受容するということと関連しながら非審判的な態度で、あるがままにその人を受け入れることが大事です。
その中から自分自身で問題を解決したり、自分白身で自立の意欲を掴み取っていく心の強さが生まれてくるのです。
3番目には傾聴する態度です。
話し上手は聞き上手といわれますが、相談においても大切なことは利用者が自分自身の心をさらけだし、その中から自分の選ぶ道、進む道を自己決定していくことが大事です。
そのためにも傾聴するという態度が大切です。
また、傾聴の中にも混乱をしている利用者に一定の判断ができていくような示唆を投げ掛け、心の整理をしていくような言葉掛けや相談の方法を心がけていくことが必要です。
4番目には個人の秘密の保持です。
言うまでもなく個人の生活に立ち入った援助ですから、利用者は白分のことを他人に話されることを非常に心配します。
福祉の実践者としての基本的な心構えとして利用者の秘密については秘密保持の義務があることを十分に理解をしておいて下さい。
これがなくては決して利用者の信頼を得ることはできません。
今まで申し上げてきたことは福祉の仕事を目指すあなたに必要な心構え、サービス利用者に対しての態度です。
次に述べるのは、福祉や介護分野だけでなく医療分野に携わる人にとって、もっと踏み込んだ、大事な点について述べていきましょう。
まず、対人援助活動であるということは常に自分を磨き、自分の資質を高めていくという向上心を持つことです。
それは、研究的でもあり、常に真実を求める真剣な仕事に対する態度です。
次にフェア、公正な価値観を持つことです。
自分自身が公正な価値観を持っているかということを常に問い掛けながら利用者に相対していくことで、信頼関係を作り上げることができます。
また、そのベースには相手を思いやる親切な心がなければなりません。
良い人間関係を作り上げていくには、相手から親切な人だと思われることが大事です。
しかし、それも押しつけたものではなく公正な価値観が背景にあり、
相手の自立を援助していくという原則を保ちつつ、常に相手を思いやる心だということができます。
そしてまた、「気づき」の大切さを知ることです。
相談活動を通じ、自分自身の持つ問題点や大切なことを気づかせることの大切さを知ることです。
説得や、理詰めの言葉で人は納得することはありません。
自分の心を吐露すること、その中から自分の持つ問題点に気付いてこそ自分で問題解決の方向性を見付けることができるのです。
気づくということの大切さを知っておく必要があります。
そのことも含めて心と体が健康であり、プラス志向の明るい人柄であることが福祉の仕事をする人に期待されています。
「この人は私のことを常に心配してくれ、また私を支えてくれる。この人と話をしていると明るい気持ちになれる」
といわれるような人になっていくことが福祉を目指すあなたに心がけていただきたいことです。
あなたの豊かで優しい心が、人の助けを必要として悩んでいる多くの人にとって、幸せを届けるメッセージになることを祈っています。-----
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カテゴリー:福祉の仕事って何?
福祉の仕事って何?
一言で「福祉の仕事」と言ってもそれぞれの人によってイメージは異なるでしょう。
少しその内容について考えてみたいと思います。
まず、一番大切なことは「福祉の仕事」は自立支援の生活援助活動だということです。
自立支援とは生活の自立ということも含めて継続的な支援を続けながらその人らしく生きていくことを援助していくという意味です。
一般的に自立するということは子供が成長していくように、一人で立っていけることを意味しますが、
福祉でこの言葉を使うときは「継続的な支援活動を受けつつその人らしく生きること」という意味を含みます。また、それを支えることが「福祉の仕事」だということができます。
支援活動はいくつかの部分に整理されると思いますが、まずは生活自体が自己能力で行うことができない様々な意味での障害をお持ちの方々への生活支援の活動です。
障害者や高齢者への生活支援はこの範疇に入ると思います。
また、経済的能力や様々な人間関係の不調から社会に不適合をしている方々への適切な制度利用、人間関係の調整も大きな仕事の分野です。
そして、大切なことは自己判断能力が欠けた方々へ、その人の尊厳と権利を擁護する視点をベースにしながら、社会サービスや社会関係の調整をしていく仕事です。
そして、それらの活動はその本質的なところで、人を思いやる心がその背景にあるということを知っておく必要があると思います。
「福祉の仕事」とは様々な生活上のお世話をして上げることだと理解されることがありますが、
そう考えるよりは、必要な支援を受けながらその人がその人らしく生きることを支えていくことが福祉の活動だと考えて下さい。
次にこのようなサービスをしていく際に3つの原則があるといわれています。
第1には「自己決定の原則」です。
自分の生きていくことの権利主体は本人にあることは言うまでもありません。そしてそれは十分な情報に裏付けされた「自己決定」を最大限尊重することが大切です。
また、「自己決定能力」が欠ける方についてはその方の立場に立ってその方としての判断を代行していくような機能もあることだといわれています。「代弁機能」とか「アドポカシー」(弁護的役割)といわれるものです。
また、このことは背景に自分自身の生きることの責任は個人としての自分にある、という徹底した個人主義の思想がそこにあることに気付いておいて下さい。
2番目には「残存能力の活用」です。
自分でできることを人にしてもらうことは正しいことではありません。
自分に残っている能力を最大限活用すること、そのことを保障していくことが大切です。ですから、福祉サービスとは何かをして上げることではなく、人が残された能力を最大限発揮することを支えることだといわれます。
3番目には「生活の継続性」といわれます。
様々な環境の変化、能力の変化があってもその人がその人らしい生活を継続し続けていけるよう支えることが福祉援助の基本の原則だといわれるところです。
福祉の活動の分野
次に具体的な活動の分野としては様々な制度を利用した経済的な支援や、身体的な障害に対しての介護のサービス、
また、自分白身では管理できなくなった生活を再度構築していくような生活作りへの支援、その人らしい生活を作り上げていくための支援等があるといわれます。
また、心理的には孤独、社会的には孤立というものから開放していくような援助活動が福祉サービスの活動といえます。
それらの活動をさまざまな面から取り組んでいくのが福祉の具体的な活動ですが、
特に相談援助活動が福祉の活動の基本になるといわれています。
様々な生活上の課題をもった人に相談にのり、そしてそれを適してその方らしい主体的な生活づくりの援助をしていくことが具体的な活動の基本になることです。
それらの活動がどのような場で行われているか、ということを考えてみれば、
様々な種類の福祉施設、地域のなか、また相談活動の中心としての福祉事務所や、在宅介護支援センター等の機関で行う相談活動もあります。
また、最近では市民活動の団体として、非営利の市民団体(NPO)の活動もその場だといわれます。
その他、場所を限定することなく、援助を必要としている人達への生活支援活動をしていくことを考えれば、どのような場でも福祉活動があると考えることが妥当だと思います。
これらの自立支援の活動は狭い意味の福祉の活動だけでは十分とは言えません。
最近では特に保健・医療・福祉の連携という言葉が使われますが、いわゆるソーシャルワーク的な面から、また、介護の面、保健の面、そして医療の面等の様々な分野から必要とされる方への援助活動が続けられます。
今後の福祉の活動での重要な考え方
大切なことはそれらの専門職とされている職域の人達が利用者を中心として、それぞれの立場と専門性を認めつつ機能を発揮していくことです。
そのとき誰がリーダーシップをとるかということはその時の必要性によって決まっていくことだといえます。
大切なことはトータルな存在として人間の自立生活の支援を皆で考えて取り組んでいくという共通認識を持ちあうことです。
そのような意味として最近では「利用者中心主義」という言葉がよく使われます。その援助を体系立て、継続的に行っていく活動としてケアマネジメントの機能の重要性がいわれます。
それは利用者の援助の必要性を客観的に評価し、トータルな支援計画を作成し、サービスを調整し、継続的な支援活動につなげていく一連の過程を言います。
ケアマネジャーとして中心になるのはソーシャルワーカー、資格としては社会福祉士と考えられます。
しかし、利用者のニーズの重点によって、どの職種がケアマネジャーになるということはいえませんが、このような考え方を共有することが大切だということです。
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